松本市の文化財に登録するために百瀬家庭園の護岸改修工事をしています。
江戸時代初期に作られたこのお庭も、長年の時間の経過で、雨や土に押され石組みが傾いたり、押し出されてきています。
簡易的に補修を繰り返していましたが、今回文化財登録に向けて本格的な改修となりました。
詳しく現況を測量し、一つ一つの石の形状、高さ、位置を図面化してから、石を取り外します。
移動式のカニクレーンも使用しましたが、効率が悪いので、結局、二又、三又を駆使して作業が進んでいます。
石を吊り上げ、池底を掘り、割栗石、詰め石を入れて補強し、元の姿を想像しながら現状に合わせて石を組んでいきます。
3月24日からは島根県の出雲市から仲間が応援に来てくれたり、地元の仲間が勉強にボランティアで駆けつけてくれたり、4月1日から新卒の新入社員も入り、みんなの力を合わせて良い仕事を残せるように奮闘中です。
残りもあと6石のところまで来ました。