花が咲き、鳥が歌い、蝶が舞う。
空は青く澄み、爽やかな風が吹く春の日。
万物が生き生きとして清らかな様子を現す”清浄明潔”。
植物が芽吹き清々しい春の息吹きを感じる今日この頃のことを二十四節気では清浄明潔を訳して 清明 と呼びます。
庭先に少し遅れて、山の中でも、春の息吹きを感じる植物たちが姿を見せはじめています。
エイザンスミレ スミレ科スミレ属
比叡山で発見され付けられた名前ですが、日本の特産種で、エゾスミレという別名も持っています。深く3裂し、更に2回に分かれて鳥足状の葉は、他のスミレとは全く違う形をし、葉の長さは3〜5㎝ですが、花の後に出るものは15〜25㎝と大きくなります。 花期は4月〜5月。大きめの花は2〜2.8㎝もあり、ときに芳香があります。 花の色は淡紅色が普通ですが、変化が多く見られ、白花なども見られることがあります。 草丈は10㎝ほど。落葉樹の多い山地の木陰などに生える多年草です。深い緑の葉とピンクよりも朱色に近い白の花が雰囲気のあるスミレです。
カタクリの花は今が満開。
ウワミズザクラの蕾もふっくら。
山や野原、散策の楽しい季節がやってきました。
三村