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2009年 09月 27日

蛙遊庵

今日は朝から、井川城、庄内、豊科、大町で2件、穂高、波田で7件。お庭の経過を見たり、松の樹勢診断をしたり、現場の仕上げに行ったりと大忙しの一日でした。
安曇野市穂高有明にお気に入りのうどん屋さんがあります。有明方面に行ったら必ず寄るお店です。
信州と言えば蕎麦ですが、こちらのうどんは絶品です。

蛙遊庵(あゆうあん)。お客さんから教えていただきました。雑木と山野草が素敵なセンスで植えられていて、古材を使った建物は落ち着きがあります。
宮崎県出身の店主が手打ちのうどんを打ち、手作りの柚子胡椒を薬味に加えた、地鶏の釜揚げうどん、薄味のタヌキうどんは絶品です。ダシがたまりません。

柚子胡椒の誘惑に負けて、今日は地鶏の釜揚げうどんを食しました。
嬉しくて写真を撮るのを忘れて食べてしまいました。
食後は何も口に入れたくないほどのあと味も楽しめます。
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安曇野散策の折にはぜひ。

蛙遊庵(あゆうあん) 安曇野市穂高有明2105-240 TEL 0263-83-240 定休日 水曜日・木曜日
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by sanrakugarden | 2009-09-27 19:33 | 仕事日記 | Comments(0)
2009年 09月 27日

高麗美術館 修学院離宮

急用で京都に行く用事があり、限られた時間の中を縫って高麗美術館修学院離宮の総門を見に行ってきました。高麗美術館は以前から行きたかったのですが、今月東京農大で研修に参加した折に立ち寄った経堂の茶房 李白で李朝の器、家具、建築
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に触れて感動していたので、今回是非と思い行ってきました。

鄭 詔文氏が李朝の白磁に出会い、心惹かれ手に入れたことから収集が始まり、朝鮮の素晴らしい文化を在日同胞や世界の人に知ってもらいたいという想いから、この美術館が出来たということです。
興味があっていろいろ資料を集めていたので、、展示品の素晴らしさはもとより、鄭 詔文氏の熱い想いが伝わってくるようで素晴らしい体験をしました。
西村金造氏が石造品、造園、石積みにも関わっていらっしゃるので、その空間は圧倒されるくらいの迫力です。
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その帰りに以前京都での修行時代、毎年手入れに伺った修学院離宮に寄ってみました。
当然、中には入れないのですが、息子も連れていたのでその雰囲気だけでも感じたかったのです。
警備員さんによるとちょうど今春、総門の修復が安井杢工務店によって行われたそうで、次回の修復は25年後だそうです。
その美しい仕事に感動すると共に、自分の足りない所も見えてきました。素晴らしい仕事です。
木賊垣は前回の修復では現地で竹の加工から据付まで行われたそうですが、今回は安井杢さんの仕事場で組み上げれられて現場で組み立てをされたそうです。それにしても技術力の凄さに脱帽でした。

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by sanrakugarden | 2009-09-27 07:41 | Comments(0)
2009年 09月 22日

バリアフリーの庭

安曇野市三郷明盛の家の仕上げをしながら、協力業者の倉田設備さんにお世話になり同時進行で進めていたバリアフリーの庭も大詰めになってきました。
シルバーウィークは造園工事と庭木の手入れと打ち合わせと結局研修から帰ってきてから2週間休みなし。
来週の土日も仕事の予定。雨降ってくれないかなぁ・・・とぼやいてみても自営業の我々としては忙しく動かせていただけるということは本当にありがたいこと。お客様に心より感謝申し上げます。

先週の土曜日は仕事が終わってから2年ぶりに中学校の同級会がありました。
卒業以来20年ぶりに会う友人もいて、それぞれが20年の泣き笑いを顔に刻んで、それでも昔に返って語り合い楽しい時間が過ごせました。
あんなに和気藹々と過ごした友人達も今となっては、何を悩み、何を考え、これからどうしようと思っているのか、本当の所は何も分からない。言葉だけでは埋められないものがそこには横たわっているなぁって感じました。ちょっと寂しいけどそんなものか!嫁さんが考えていることだってすべてわかっているわけじゃないし、自分のことだってよく分からないことだらけ。それでいいのだ!
みんな確かなものを掴みたくてがんばっている。それだけ。
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by sanrakugarden | 2009-09-22 21:03 | 仕事日記 | Comments(0)
2009年 09月 16日

安曇野市三郷明盛の家 工事完了

安曇野市三郷明盛の家 造園工事が完了しました。
HAL設計室とのコラボレーションです。
実働26日(半日作業も含む)の長い工事でお客様にも大変ご苦労をお掛けしました。
タタキ土間の作業は面積も広く、想像以上に大変な仕事でしたが、植栽も終わり全景を見渡すと何とも言えない味わいがあって素敵なお庭になりました。
精魂込めて作った甲斐あって、達成感で気持ちがいいです。

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玄関を入ると竹垣のある坪庭が見えます。
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お風呂からの景色もイイ感じ。ブラインドを下げなくても木々の季節感を味わいながらゆっくりお風呂に入れます。
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植栽した樹木は、ヤマモミジ、ミツマタ、アズキナシ、ソヨゴ、オトコヨウゾメ、ヤマボウシ、アブラチャン、クロモジ、南天、エゴノキ。草花は、ヤブコウジ、長葉のコウヤボウキ、ヤマアジサイ、フウチソウ、ギボウシ、タデ、コタヌキラン、などです。

時の移ろいと共に美しく、家族を迎えてくれるお庭に成長していってくれることを心から願います。
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by sanrakugarden | 2009-09-16 16:48 | 仕事日記 | Comments(0)
2009年 09月 13日

竹垣

安曇野市三郷明盛の家、竹垣が完了しました。
鉄で曲線の下地を作り、細く割いた竹を針金で編みこんだ竹垣です。
狭い空間を包み込む、繊細なイメージの竹垣になりました。
手間はかかりますが、竹だからこそ奏でられる空間になりそうです。
明日からは植栽が始まります。

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by sanrakugarden | 2009-09-13 21:30 | 仕事日記 | Comments(0)
2009年 09月 13日

生物多様性について

先日、参加してきた「無農薬で庭管理」の講義の中で興味深いお話を聞きました。
ハイタカ 英語名:Sparrowhawk. 学名:Accipiter nisus, ワシタカ目タカ科
日本で最小の猛禽類。オス32センチ メス39センチ 翼開長61~79センチの小さな一羽のハイタカが生きていくためには420ヘクタールの森が必要だそうです。
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①ハイタカ一羽が1年間で食べるシジュウカラ(小鳥)は何匹でしょう?
②シジュウカラ一羽が1年間で食べるマツシャクトリムシは何匹でしょう?

という問題がありました。


答え

①779羽
②12万5千匹

想像以上の数字です。ということは生態系ピラミッドの中において、上部に位置するハイタカを支えるためには豊かな底辺が必要ということです。
ハイタカ以外にも数多くの動植物を養うためにどれだけ多くの生物多様性が必要かが良く分かります。

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(樹木の学校16回「無農薬で庭管理」より抜粋)

底辺である消費者や生産者、分解者を支える環境が変化することで一番最初に影響を受けるのは生態系の上部にいる高次消費者であることを意味します。
大規模な造成工事や化学合成された物質を自然界へ投入することで、生態系が分断されることで、どれだけ多くの動植物が影響を受けることでしょう?
絶滅危惧種に指定される多くの動植物が置かれている状況の多くはここに起因します。


人間の目には見えないもので繋がっている。微妙なバランスで成り立っている自然界の仕組みをもっと知る必要があることを学びました。
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by sanrakugarden | 2009-09-13 08:05 | 樹木医 | Comments(0)
2009年 09月 10日

国立科学博物館

研修も見学もいろいろ勉強して来たのですが、今日は国立科学博物館のご紹介。
樹木医仲間から教わって最終日にじっくり勉強してきました。
上野の駅を降りて徒歩10分くらいのところです。上野は美術館もあるし1日ではとても見ることは出来ませんね。科学博物館だけでも1日かかります。

動植物から海洋生物、土壌、昆虫、岩石、隕石はたまた恐竜まで。化石やレプリカを駆使して膨大な資料を見学することが出来ます。子供を連れて行ったらきっと大興奮まちがいなし!

僕も日本各地の土壌サンプル、蛾の幼虫と成虫、昆虫標本、植物の地域性サンプルなど大興奮で写真をとりまくってきました。今まで判別しにくかった昆虫類を識別したり、生態を学んだりと子供の自由研究みたいです。

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ここでも生物多様性ということがテーマとして上げられていました。この地球の中にこれだけ多くの生命が宿っているのはなぜでしょう?
なぜか?は分かりませんが、それぞれの生物が生きるためにいろんなバランスをとっていて、協調であり、抑制であり、循環でもあるのでしょう。
ひとつの生物が爆発的に増えないように、天敵がいてお互いけん制しあいながら住み分けをしています。
昆虫の卵が成虫になれるのは数パーセントから10%以内だそうです。
それは土壌中の微生物にもいえることだそうです。

何らかの原因でそのバランスが崩れた時、樹木病害、虫害が起こります。
土壌を攪乱したことで、けん制しあっていた微生物の一方の数が減ったため、爆発的に増えたもう一方の微生物によって土壌病害が発生する。
薬剤散布によって害虫(人間の都合で決めた)も天敵も益虫もすべて殺してしまい、かろうじて生き残った害虫は薬に対して抵抗力をもってしまい爆発的に増える。
アメリカシロヒトリが山で発生しないのは、天敵がたくさんいるからとも言われています。
庭の中でも、いろんな生命が宿り、共存していく生物多様性が大事なことだと言うことに改めて気づかされます


人間も増えすぎて、自然や環境に負荷を与えすぎるようになってしまいました。
お互いを尊重し合いながら共に生きていかないと、人間にも克服出来ない恐ろしい天敵が出てくるのでしょうか?
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by sanrakugarden | 2009-09-10 05:58 | 樹木医 | Comments(0)
2009年 09月 08日

研修

8月30日から9月4日まで、NPO法人 樹木生態研究会 樹木の学校 第16回「無農薬で庭管理」
日本緑化センター主催 樹木と緑化の総合技術講座に参加してきました。
お庭の見学も含め、もりだくさんの内容なので少しずつご紹介したいと思います。

「無農薬で庭管理」はNPO法人 日本オーガニックガーデン協会(JOGA)を主宰する「ひきちガーデンサービス」の夫婦ユニット、曳地トシさんと曳地義治さんが講師です。農薬を使わない病虫害対策を実践しながら自然環境に配慮した庭つくりとメンテナンスを実践されておられ、信濃毎日新聞でもたまにコラムが掲載されているので、ご存知の方も多いと思います。

かくいう私も化学物質過敏症まではいかないまでも、消毒を大量に散布した後は具合が悪くなるので最近は無農薬で庭管理が出来ないものかと考えながら、「沈黙の春」レイチェル・カーソン著を読み返していたところだったのでグッドタイミングでした。

どっぷりこの業界に浸かっていると、病虫害の薬剤散布は当然のような仕事と思いこんでしまうのですが、曳地さんのお話を聞いて「目からウロコ」!ちょっとビックリ、かなり感動しました。
詳しくは本も出されているのでご覧ください。
「奇跡のりんご」の木村 秋則さんの経験と共通するところもかなりありました。

生物多様性ということがいろんな所でキーワードになりそうです。
この辺のお話は次回へ
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by sanrakugarden | 2009-09-08 06:01 | 仕事日記 | Comments(0)