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2010年 06月 28日

先生の言葉

先週久しぶりに友人の経営する親子カフェ「おさんぽカフェ」に昼食へ
社長(店長)も同級生、スタッフにも同級生が居て、店内に入ると変な「安心感」を感じます。
お互い歳を重ねて、子供を連れた僕が、友人の経営する店で昼間からビール飲んでる!
う~んやっぱり微妙に変な感じ・・・

そこで考えました。僕の友人は異常に自営業や一人親方の職人、経営者がとても多いのです。
そんな奴らだからこそ友人関係が続いているということもありますが。
なんでかなぁ?我がままな奴が多いから、人に使われるのが嫌というのはもちろんのこと、第2次ベビーブームで子供の数も一番多い我が世代。
人と同じことをやっていたら、頭が出ない!という危機感は知らず知らずのウチに身に付いていたのかも知れません。

もうひとつは中学の担任 T先生に出会ったことかも・・・と同級生を見て感じたのです。
T先生は高校の先生でしたが、勉強のため3年間だけ中学生を教えるために来たのですが、その3年間を担任してくださいました。その先生が「めちゃくちゃ熱い」。暑苦しい・・・くらいに熱い先生だったのです。いつも本気!どんなことも一生懸命。思春期の僕らにはうっとおしいことも度々でしたが、今にして思えば、「この人と出会い、多感な時期を一緒に過ごさせてもらったからでは!」と思うのです。
いつも先生は「正直者が馬鹿を見る世の中ではいけない」。とおっしゃっていました。
先生は、英語の教科書の覚えたページを食べて続けたそうです。自分は頭が悪いから忘れないことを誓いながら。努力の人だったのです。時には僕らを怒りながら本気で涙を流していました。
そんな先生から正義感を教わったんだなぁと。一生懸命働く二人を見て思ったのでした。

山本 兼一著「火天の城」で「人間はひねくれなければまっすぐに育たない。女に溺れるだけ溺れたら、またまっすぐに戻るだろう。」という一節があります。
女には溺れてないけど、いろんな遠回りをしてひねくれてひねくれて・・・やっと先生のおっしゃっていた言葉の裏にある「正義感」に実感として気付くことが出来ました。
先生。ありがとう。
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by sanrakugarden | 2010-06-28 19:10 | Comments(0)
2010年 06月 26日

牛の鈴音

「牛の鈴音」上映終了間際にぎりぎり間に合いました。いい映画を観ると心が温かくなります。
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by sanrakugarden | 2010-06-26 08:46 | Comments(0)
2010年 06月 21日

ウッドフェンスと枕木門柱

もう何年も前からお世話になっているお客様の家でウッドフェンスと枕木の門柱を施工しました。
枕木は現物支給です。
今回はベンチに腰掛けた時に気になるフェンス作りです。
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毎年少しずつ木を植えたり、フェンスを作ったり、庭木の手入れをさせていただいているのでお庭の変化をずーっと見てきました。
奥様が丹精込めて手入れをされる草花や、材料だけお届けしてご自分で敷かれた石敷きも周りの景色と調和してスゴク雰囲気が良くなってきました。
当初のお庭とは見違えるほど表情豊かです。これもお客様の情熱の賜物です。
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時間を掛けて、お客さんと一緒に作る庭作りは我々としては、経年変化を見ながら、お客さんの要望や感想を聞きながら出来るのでとてもやりがいがあります。
庭を楽しむ暮らしのお手伝いが出来る!ある意味理想の姿です。

数年前に作った鉄細工のフェンスもバラが絡んで景色に馴染んでいました。
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by sanrakugarden | 2010-06-21 19:28 | 仕事日記 | Comments(0)
2010年 06月 18日

ガレージ

仕事の合間にコツコツと作っているトラッククレーン車のガレージ。
骨組みが立ち上がってみると、やたら背が高くて仰々しい。
もうちょっとカッコよくするためと雨の吹き込みを防ぐために板張りをしました。

製材所で地元の赤松や杉、ツガなどを製材して残った皮付きの板を、ただ同然でもらってきて寸法を揃えて張ってみました。
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樹種による色合いの違いや幅・厚みの違いがなかなかイイ感じ。
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異国籍な雰囲気。けっこう気に入ってます。
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まだまだ板張りと棚作りなど残り作業はいっぱい。梅雨の間の雨仕事になりそうです。
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by sanrakugarden | 2010-06-18 16:11 | 仕事日記 | Comments(0)
2010年 06月 14日

日曜日

日曜日は朝から松本市の一斉清掃でした。地区の掃除をした後、綺麗になった地区の公園に花を植えました。ちょっとした空き地のスペースですが、常会の皆さんの家で増えたり、余っている草花を持ち寄り、足らない部分は手入れがしやすいようにクリーピングタイムを植栽しています。
松本市にもクリーピングタイムを一部寄付していただきましたが、残りは常会の費用と皆さんの寄付、ボランティアです。
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皆さんとても仲が良く、団結力のある常会でからこそ出来ることだと感激しました。
昔からいる方達も新しく転居してきた若い世代の人達もみんな協力を惜しみません。
松本市は「花いっぱい運動」発祥の地。花を植えて心豊かに暮らそうという意識が市民に根付いているからこそだと誇りに思います。来春の開花が楽しみです。
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午後は仕事で打ち合わせが終わってから、島内にあるEdge and Sofaへボルダリングの初体験へ。
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息子達も最初は恐々だったけど、頑張って登っていました。
2歳半の次男は周りがビックリするほど、恐いもの知らずで登ったり、降りたり大喜び。
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僕も初挑戦。庭仕事で体を使っているからでしょうね。初めてだったけどをなんとか中級レベルをクリア!これはかなり面白いぞ~!
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by sanrakugarden | 2010-06-14 12:41 | 仕事日記 | Comments(0)
2010年 06月 12日

安曇野市 三郷の家

安曇野市三郷で工事が完了しました。
当地は西に安曇野の象徴的な山、常念岳を望み、田園の中に信州らしい旧家が佇む絶好のロケーション。お施主さんが探しに探してめぐり合った土地とのこと。
奥様のお好みのスウェーデンハウス。安曇野に似合うペンションのようです。

常念岳を望む3つの窓は景色は素晴らしいのですが西日がきつくてお困りとのこと。

大きな木を植えて木陰を作りたいとのご要望でしたが、窓の前に植えるとせっかくの景色が見えなくなってしまうので、シンプルな構造のパーゴラを提案しました。
これなら景色を邪魔せず、日陰も作ってくれます。
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庭の中には大きな木がないので、これまた灼熱地獄。機械が入れない敷地ですが人力での植栽では過去最大の5m強のヤマボウシ(4人掛かりでやっと動かしました)・5mのエゴノキ、4mのソヨゴ
3mのジューンベリーを植栽。

木が植わると庭の雰囲気が一変します。
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いつも思うのですが、木の力はスゴイ。もちろん景色に馴染むように、建物や周辺の環境との調和、建物との距離感や高さなど、いろいろ考えて木を選びます。樹木選びこそ庭師の感覚が問われるでしょう。良いものを作るには良いものを見るしかありません。
日々いろんな建築や町並みを見ながら、こういう建物にはこんな木が似合うな!こういう雰囲気を出すならこの木がいいな!この建物にこの木はないよな~。勉強材料はそこら中に溢れています。
それを自分の身体感覚に刷り込んでいます。
この空間の広さにはこのくらいの枝張りが欲しい!高さはこのぐらい!というのを植木畑をくまなく探し歩くのです。

もちろんそこに作り手の努力があるのはもちろんですが、こちらの想像をはるかに超えるものが出来上がる(人智を超える)ことが植物や石を扱う庭仕事ではよくあります。

そこに生命が宿っているから・・・そう思わざるを得ません。

既成品の庭作りでは仕上がりが図面やカタログの段階で予想出来てしまいますが、植物や石、木、鉄などの自然素材で作る庭作りはお互いが高め合い、より良いハーモニーを作り出すのでしょう。
いつも「人間の出来ることなんて知れている」。そう思います。
人間が果樹を植えたり野菜を植えることは出来ても、人間の力で花を咲かせたり、実を成らせることは出来ない。やることをやったら、後は太陽と水、土、昆虫たち、植物任せ。

偉大な力を御借りして、庭作りをさせてもらう。なんて素晴らしい仕事でしょう!
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by sanrakugarden | 2010-06-12 22:09 | 仕事日記 | Comments(0)
2010年 06月 11日

大事なもの

我が家の粉粧楼、よしの鈴バラも綺麗に花を咲かせました。
鉢植えの山野草も次々に花を咲かせています。
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結果が勝負。出来たもので評価が決まる。ずーっとそう思って仕事をしてきました。
たいしたことも出来ていないくせに。
「本当にそうだろうか?」そんな疑問も感じながら。
誰か?見てくれェ!評価してくれェ!次の仕事に繋がっていって欲しいぃ。
この仕事をずーっと続けたい、もっといい仕事をしたい。もちろん真剣だったけど、何かが足りない。
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だけど、何か違うものが見えてきた。見えていたけど、見ていなかったのかも知れない。
本当は目には見えないものの中に一番大事なものが宿っている。
本当に大事なもの、時代を越えて受け継がれていくものとはそういうことだと心の底から分かった。気がする・・・
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知っているってことと、分かる(理解する)ってことは違うんだってことも。

さあ、ますます面白くなってきた。
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by sanrakugarden | 2010-06-11 07:10 | Comments(0)
2010年 06月 07日

東京巡り

6月5日は無理を押して東京へ。
まずはBunkamura Gallery 左官 挟土 秀平「土と水陽」展へ

みなぎるエネルギーを間近で見ることが出来ました。初めて実物の挟土さんの作品を拝見しましたが執念のようなものを感じました。土の可能性の奥深さを再認識です。

庭や サカモトの坂本さんと偶然の再会。じゃあということで一緒に見学に行くことに。

中目黒の町並みを見て、築地で寿司を食べながら昼から一杯?飲んで熱く語った後は、東京国立近代美術館の「建築はどこにあるの?」展
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内藤 廣さんのインスタレーションにビックリ
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その後、孔子ゆかりの湯島聖堂へ。残念ながら閉館時間をすぎていたため、有名な櫂の木(中国の孔子のお墓に植わっている櫂の木の種を持ち帰り発芽、育成した木といわれる)は見れませんでした。
門の外から御参りをして、湯島天満宮へ。

湯島天神女坂下はぐろ洞にて「待つ土」展
抽象画家 郡司宏氏の作品と、庭師 安諸定男氏が手懸けられた数々の庭園のスライド上映。
そしておまちかねのトークショー。安諸さんのあたたかく面白いお話と、人を惹きつける人間の奥深さを垣間見ました。「底力のある庭師になれ」とは安諸さんのお言葉。
全国から若手の作庭家が集まり、活気溢れるトークショーでした。
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翌日の用事があるため、安諸さんを囲んでの懇親会も出れずに途中退席して泣く泣く帰郷。
家に着いたらもう1時。充実した東京巡りでした。
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by sanrakugarden | 2010-06-07 21:05 | 建築・お庭探訪 | Comments(2)
2010年 06月 04日

こども論語塾

長男と毎朝6時30分から論語の素読を始めて1ヶ月。安岡 定子著 明治書院「こども論語塾」です。
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寝ぼけまなこの息子を励ましながら、時には朝の公園で、時には散歩をしながら。
とても気持ちのイイ時間です。勉強好きな彼も嫌がるそぶりもなく、毎日楽しんでいるようです。
何より僕自身が楽しい。言葉の重みと共に、自分自身の生き方を問われ、毎日新しい気づきを与えてもらっています。

そしてもうじき読み終わるのが、山本 兼一著「命もいらず 名もいらず」NHK出版。
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 幕末、志高く生きた 山岡 鉄舟の人生です。
歴史上の人物に降りかかる苦難。自分だったらどうする?歴史から学び、自分の生き方を問う。
歴史小説の醍醐味です。山岡 鉄舟、とんでもない男です。心を大きく揺さぶられました。
何度も読み返したくなる秀逸な作品です。
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by sanrakugarden | 2010-06-04 07:28 | Comments(2)