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2010年 08月 31日

近代数寄者の庭 植治をめぐる人々

8月27日(金)から29日(日)まで京都造形芸術大学の庭園学講座17「近代数寄者の庭 植治をめぐる人々」に参加してきました。非公開のお庭は写真撮影禁止のため今回お庭の写真はありません。
27日は午前中 造形大学、至誠館にて講義。
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午後は流響院(非公開)と無隣庵の見学。講義終了後はハイアットリージェンシー京都にて情報交換会。場所を変えて若手庭師の方々と飲み会。

28日は午前中講義で午後から怡園(旧細川護立別邸 非公開)、清流亭の見学。講義終了後家族と夕食前に散策とCafe' Bibliotic Hello!へ。
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29日は午前中、高桐院弧蓬庵。お昼の移動時間に李青で昼食。
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午後は渉成園
17時京都発23時松本着。

講師の先生方の長年にわたる研究結果を惜しげもなくご指導賜り、またスタッフの皆様の献身的なサポートのおかげで大変勉強になりました。また講義、飲み会を通じて沢山の方々と出会うことが出来、楽しい時間、沢山の刺激をいただきました。ありがとうございました。
学んだことをどう自分の仕事に繋げるか?これからが僕らの仕事です。
興味という糸を手繰って1本1本を織り込んでいく事で美しい一枚の布を仕上げたい想いです。

子曰はく、
「学びて時に之を習ふ。亦説ばしからずや。
朋有り遠方より来たる。亦楽しからずや。
人知らずして慍みず。亦君子ならずや。」
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by sanrakugarden | 2010-08-31 18:24 | 建築・お庭探訪 | Comments(2)
2010年 08月 25日

「近代数寄者の庭-植治をめぐる人々」

8月27日(金)から29日(日)まで京都造形芸術大学庭園学講座17「近代数寄者の庭-植治をめぐる人々」に参加してきます。、植治という人物を通して、近代庭園を営んだ施主や造営に関わった人物とそのネットワークに着目しながら、近代に営まれた数寄空間である近代数寄者の非公開の庭を見学しながら、講義を受けます。

この庭園学講座は14年ぶりの参加ですが、今回も全国の若手庭師の猛者も沢山参加して、講義の後の熱い(暑い?)飲み会も企画されています。

これまでどうしても見たくても非公開のためなかなかチャンスに恵まれなかった弧蓬庵も見学予定とのこと。楽しくなりそうです。

明日の夕方から出発のため連絡がつきにくいかと思います。
留守電にメッセージを残していただけると携帯電話に転送されます。
メールも携帯に転送されますので、ご連絡はメールか留守電にお願いいたします。
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by sanrakugarden | 2010-08-25 18:18 | 建築・お庭探訪 | Comments(0)
2010年 08月 22日

小諸・池の平

21日の土曜日は小諸へ。隈研吾氏設計の建築、「安藤 百福自然体験活動指導者養成センター」の見学会へ。
普段は公開されていない建物ですが抽選で当たり見学が叶いました。

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自然環境と建築との関係性が素晴らしいです。周囲からは全く見えないように低く抑えた建築は内部から見事な景観が展開されます。高低差を見事に生かしたアイディアと配置。
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この機会を逃すまいと無理をしてでも行った甲斐がありました。

待たせた家族と合流して湯の丸高原、池の平湿原へ。池の平湿原は標高2000m、数万年前の三方ヶ峰火山の火口原に広がる高層湿原です。小諸市街から急な坂道を登ると一気に気温が下がります。
湿原に咲く草花はモネの絵画を見ているような美しさです。
上手く写真に撮れないのが残念です。
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ヤナギラン・マツムシソウ・ススキにワレモコウ・ウメバチソウ・アキノキリンソウ・エゾリンドウなどなど。自生で育つ植物たちのイキイキとした姿を見るのはなんて気持ちが良いのでしょう。

帰りは丸子から鹿教湯温泉を抜けて松本へ。車内で寝てしまった腹ペコの子供達。
麓庵かつ玄さんで遅い昼食兼夕食へ。
江戸時代の民家で降旗建築設計事務所が再生した建物。食事もしつらえも空間も見事です。これぞプロフェッショナル。
油ものの苦手な僕もここのトンカツは食べられるのです。デザートに出たかぼちゃのプリンも絶品。レシピを快く教えてくださいました。

そして長男の卒園した幼稚園の夏祭りへ。子供達は大喜び。
充実した一日でした。
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by sanrakugarden | 2010-08-22 10:15 | 建築・お庭探訪 | Comments(2)
2010年 08月 16日

こころ

先人は忘れてはいけないものを儀式・祭礼という形(かたち)として残してくれたのでしょう。
大事なものはそこに宿る心。それをどう受け取って、次に引き渡すか?
人が残す足跡はすべて「人間とは何者なのか?何を成すべきなのか?君はどうしたいのだ?」と問いかけているようだ。本も映画も建築も芸術もスポーツもそして庭も・・・
お盆を迎えて改めて感じました。
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by sanrakugarden | 2010-08-16 20:30 | Comments(0)
2010年 08月 13日

往復1000km

帰省していた家族を迎えに京都へ。せっかく京都まで行くのだからその前にちょっと見たい所を巡ってきました。早朝出発して郡上八幡へ。水の街として、また、郡上おどりもあまりにも有名です。
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やはりお盆のこの時期訪れることで少しでも郡上おどりの雰囲気がある街中を見ておきたかったのです。台風が接近して雨が降る中でしたが、街の人々が街を愛し、いかに水を大事にしていらっしゃるかが通りすがりの僕にも感じることが出来ました。
道を尋ねた老人が親切にいろんなことを教えてくださることからもよく伝わってきます。
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街中で「荘川行き」のバスを発見。いつも下調べをせずに行き当たりばったりの旅を楽しむ僕にとっては位置関係がさっぱり頭の中に入っていませんが、岐阜県の荘川といえばかの有名な「荘川桜」のある村です。ダムに沈む村から樹齢400年の桜を移植して助け、村人たちの心の拠り所となっています。
実際の樹木とダムに沈んだ村の位置関係を知ることで、巨木の移植の苦労を知りたかったのです。
実物は想像以上の大きさでした。そしてその壮健な姿に感動しました。
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枝がほとんどなくなるほど切り刻まれて移植された2本の巨木は、それは見事に枝を張りイキイキと成長しています。ここまでの回復力があることにも驚かされました。
「進歩の名のもとに古き姿は次第に失われていく。だが人力で救えるかぎりのものはなんとかのこしていきたい。古きものは、古きが故に尊い」とは電源開発初代総裁 高埼 達之助の言葉です。

荘川まで来ると、世界遺産「白川郷」まであと少し。ここで帰る訳にはいきません。
これまた想像以上の景観が広がります。山里奥深くに茅葺きの民家が佇むこの景色は古の日本の暮らしを現代に見せてくれます。「なんでこんなにも美しいのだろう?」しばらく座り込んで考え込んでしまいました・・・あまりにも美しい。
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こんな景色が溢れていた日本。失われたからこそ、その良さが際立つのでしょうが寂しいことです。
多くの人が訪れるようになった白川郷でも、多くの住民が田畑を耕していた暮らしから観光業(飲食店・旅館)へと生活の重点が変化しているようです。
生活に根ざした文化がこの景観を作ってきたのでしょう。願わくば、それを引き継ぐ人々にも住民が助け合い生きてきたこの土地ならではの文化を育んでいって欲しいものです。

翌日は朝から子供達を連れて、幡枝離宮跡「円通寺」へ。霊峰比叡山を借景にした枯山水平庭です。現存する借景式庭園としては景観問題を抱えつつも見事な姿を留めている代表的なお庭です。
15年ぶりに訪れたのですが、「こんなに広々とした空間だったのかな?」とその当時見ていた印象とは全く別のお庭を眺めているようでした。
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誰もいない静かな庭園でゆっくりお庭を眺める贅沢な時間を切り裂くのは子供達の足音。境内を走り回って大騒ぎ!良いものに触れさせようと連れて来たのが大間違い。「侍の家みたい!」と探検ゴッコをやりだす始末。二人を抱きかかえてあえなく退散。
今度は一人でゆっくり来たいものです。

台風の影響も渋滞も少なく無事に松本に着いて約1000km。
楽しい旅になりました。
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by sanrakugarden | 2010-08-13 16:38 | 建築・お庭探訪 | Comments(0)
2010年 08月 07日

藤森 照信展

お盆前の手入れ仕事もなんとか目途がつきそうな感じ。
先日、諏訪に仕事に行くついでに早起きして高ボッチと鉢伏山へ行ってきました。
意外と身近な所ほど行ったことがないものです。
鉢伏山は頂上付近まで車で行けて、この時期は涼しくて眺めも最高でした。
諏訪湖方面
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松本方面
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ススキも穂を出し始めて、秋を少しずつですが感じ始めているようです。
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頂上付近では久しぶりに自生のワレモコウも見ることが出来ました。

山を下って一路茅野市へ。茅野市民館古谷誠章氏設計で2007年の建築学会賞作品賞を受賞されています。JR茅野駅と直結する位置につくられた複合文化施設で羨ましいほど使い勝手がよさそうです。
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しばらく図書館で本を読みふけってしまいました。
この市民館で行われている「藤森 照信展」が一番の目的です。

市民館の建物とは正反対の位置づけにある藤森建築。「空飛ぶ泥舟」最高です。
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建築の真下に影が出来ている!
重量はおよそ650kg。市民ワークショップで作られたそうです。
この日は偶然にも内部の見学会。中に入れるとは思っていなかったのでワクワクです。
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総勢6人。それでも少しゆとりがあります。そしてなんとも居心地が良いのです。
風に揺られてゆら~りゆら~り。
藤森建築の茶室としては初めて煙突から煙が出たそうです。
いつも藤森氏の自由な発想に勇気をもらいます。

楽しい一日。仕事もちょっとだけしてきました・・・
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by sanrakugarden | 2010-08-07 19:28 | 建築・お庭探訪 | Comments(0)
2010年 08月 04日

燕岳登山

昨日は暑い平地を離れ、久しぶりの登山に行ってきました。
目指すは燕岳(ツバクロタケ)。標高2763mです。中学1年生の時の集団登山以来2回目の挑戦。
日本3大急登の登山道とも言われている急な坂道ですが天上の世界はコマクサの群落やお花畑が広がる北アルプスでは最も人気のある山の一つです。

仕事のきりも良かったので、天気の良い日を選んで登れるのは地元の特権。朝5時30分に登頂開始。
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「こんなきつかったかなぁ」と嫌々登った中学生の頃を思い出しながらの登坂ですが、あの頃とは違って登りたくて登る山。森林の木々や野草を見ながらの楽しい登山です。
やはり一番の収穫は植物の自生状況が観察出来ること。標高が上がるにつれて植物の分布がどんどん変わっていきます。

8合目付近の合戦小屋では名物のスイカ。疲れた体にパワーが甦ります。
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憧れの山、槍ヶ岳もクッキリ!
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燕山荘から頂上の眺め
自分の足で登るからこそ、下界では味わえない気持ち良さが病み付きになります。
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山頂を眺めながらジョッキでビール。なんて贅沢!
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恒例のラーメンと焼肉
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お腹を満たして、いざ山頂へ。コマクサの大群落。コマクサは這い松などが入り込めないような場所を選んで群落を形成します。瓦礫地に育つコマクサは根の深さが1m以上あるそうです。
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クルマユリ
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岩桔梗
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ゴゼンタチバナ、トリカブト、コケモモ、フウロソウなど花盛りです。
厳しい自然の環境が作り出す造形
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苦しいけど楽しい!足が痛いけど帰ってくるとまた行きたくなるのが山の不思議な魅力。
さあ次はどこに行こう?
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by sanrakugarden | 2010-08-04 09:04 | 遊び | Comments(0)