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三楽 3LUCK 造園設計・施工・管理 樹木樹勢診断・治療

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2009年 03月 16日

コニファー植え替え

昨日は日曜日でしたがお客様がご在宅なので、コニファーの植え替えで安曇野市にお伺いしました。
2鉢あるコニファーの鉢のうち1つが冬の寒さで割れてしまったため、植えてからしばらく植え替えをしていなかったので2本とも新しいテラコッタに植え替えるというお仕事です。

コニファー植え替え_c0112447_16555411.jpg


ローソンヒノキという種類ですが、寒冷地向きの種類なので、暖地では病気にかかりやすい種類でもあります。北米西部が原産地ですが樹高は50mにもなるといわれています。
だから成長も早いのです。

植木鉢という限られたスペースでは、大きくはなれないのですが、定期的に植え替えは必要です。
今回も根がいっぱいで鉢の中で巻根といわれる、絡み合った状態でした。
こうなると、水分も養分もなかなか吸収出来ないので、樹勢も弱まります。
コニファー植え替え_c0112447_16553811.jpg


丁寧に根を切ったりほぐしたりして、用意した硬質赤玉土と腐葉土、鉢底石を使い植え替えです。
ここで使う硬質赤玉土は必須です。専門店では用意されているところも多いですが、ホームセンターなどで売っている赤玉土はやわらかすぎて、数年すると砕けてひっつき合い、極端に水はけが悪くなります。
樹木は水に溶けた酸素を根から吸収しているので、水はけ、通気がいいのは絶対条件なのです。
今回使った赤玉土は山梨県で生産されているもので、山から取れた土を選別し、バーナーを使い高温で焼いてあるので硬くて、細菌や病気の心配もない優れものです。
焼いている現場まで見に行ってきたので、間違いありません。
特に、プランターなどの限られたスペースで植物を育てるときには、土作りは重要です。
人が見て、「うまそうだなぁ」と思えるような土が出来たら最高です。

仕上がった写真を撮るのを忘れてしまいましたが途中の写真

コニファー植え替え_c0112447_1732217.jpg


植木鉢はかれこれ10数年のお付き合いのあるテラコッタの老舗メーカーさんからお安く分けていただきました。久しぶりの植え替え仕事。楽しかった~!
機会を下さったお客様に感謝です。ありがとうございました。

by sanrakugarden | 2009-03-16 17:09 | 仕事日記 | Comments(0)


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