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2010年 02月 11日

温暖化

九州でツバメが渡ってきたのを見かけた方がいたそうです。
心配になりますね。2月にツバメを見たことなんて今までなかったことだそうです。
温暖化の影響でしょうか?北の海で今まで獲れなかった魚が獲れるようになったりしているそうです。

植物と動物が季節を感じる感覚がずれてきたとすると、大変な問題が起きてきます。

鳥や小動物が活動したり子育てする時期は植物の結実や開花の時期と呼応します。
あまりに早く渡って来た為、食料となる花が咲いていない、実がなっていない。もしくは餌になる虫がいないということがあるでしょう。子供に餌を与えられないなんてことが起こるかもしれません。

動物や鳥にはもちろん好みがあるので、なんでも食べる訳ではありません。
鳥のくちばしに合うような大きさに、また動物・昆虫の好みに合うように、植物の花や実は長い年月をかけて色や形、香りを工夫して進化してきました。
そして、その土地に合った植物が、いつもと同じ時期に育ってくれないと困るのです。
勝手に人間がよそから持ってきた樹木を沢山植栽したところで、動物の好みに合わなかったり、実のなる時期や大きさが合わないことがおおいにあるのです。そりゃそうだ!人間みたいに雑食じゃないんだから・・・
ましてや外国産の樹木はあまり役にたたないでしょう。その土地に生きる動物・昆虫には。
里山を削ったり、山を単一の樹木に植林することも同じですね。

単一に植栽された植樹帯で害虫の被害が大きくなることも、多様性がないからですね。

開花の時期にちょうど動物や昆虫、小鳥が来てくれないと植物にとっても受粉が出来ずに困ることが多いのです。ニュースでもご存知かと思いますが西洋ミツバチの突然死(ネオニコチノイド系の殺虫剤の影響ともいわれています。)などで果樹・野菜の受粉・結実が心配されています。
ミツバチのかわりに人間が受粉をするなんて、手間がかかりすぎてとても出来ることではない。
人間の食べるものでさえ、自然の循環から離れてみることは出来ないのです。

動物・鳥・昆虫に影響があるということは、それらを捕食している大型の動物にも影響し、周りまわって人間にも何らかの影響がある。当たり前のことです。
みんな繋がっているんだから。

その土地にあった植物を大事に育てていくことが大事です。
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by sanrakugarden | 2010-02-11 13:44 | Comments(0)


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