雨の合間をぬって庭木手入れが続いています。アジサイも美しい季節になりました。
史跡庭園の護岸も水を湛え、稲も成長して初夏の景色を作ってくれています。
こちらの庭園はかの有名な
重森 三玲氏が全国の庭園を調査・測量された際に訪れ、信州の貴重な古庭園なので是非とも大事に守っていって欲しいとお施主さんに伝えられた庭園でもあります。
昨年から庭園の管理も全般的にお任せいただくことになりました。
時期が少しずれてしまいましたが、松の手入れに入っていますがどうも調子が悪いようです。
老齢な木であること、今までの手入れが雑であったこともあって樹勢も衰えています。
もう7月というのに、5月の連休明けくらいの芽の出し方しかしていません。
そして赤班葉枯病と思われる病気も発生しています。
黒松、特に庭園樹に多い病気で、やはり樹勢が弱っているとかかりやすい病気です。
6月に分生子が発生し雨滴で分散・感染するため、時期が早いのですが、古葉をむしり、剪定をしてからキノンドー水和剤(有機銅水和剤)で消毒しました。
魚毒性も強いので、池泉まわりの消毒は気を使います。