今日は安曇野市穂高有明の別荘管理。早朝に出発して川石の材料探しに。
いい石が見つかりました。
機嫌良く別荘の年間管理へ。年に2回掃除や庭木の手入れ、草引きなどの作業をさせてもらっていますが、秋に訪れると草が茂ってしまいます。元は林を切り開いた場所だけに、適度な湿度、木漏れ日、落葉。草に混ざって1年生の苗木がどんどん育っています。こうやって自然の姿に還っていくのだなぁと改めて自然の力を見せてもらいます。
以前も紹介しました、生垣の手入れは打ち鎌を使います。両手バサミの3倍以上早く手入れが出来ます。
修学院離宮の大刈り込みを剪定するときに使用するのですが、使い勝手がいいので手放せません。
島根の強面の友人樹木医も築地松の刈り込みに使用するそうです。
左は
京都カネブン 成瀬農機具製 右は
重春刃物店製
僕はどちらかというとカネブンさんの打ち鎌のほうが刃が固くて使いやすいです。
最近は生垣の刈り込みも電動やエンジンのバリカンを使う庭師さんもいらっしゃいますが、ありゃイカン。切り口を潰しながら切っていくようでは芽吹きも悪いし、何より木が可哀想。
切れる刃物でキレイな切り口にしてあげることが何より大事です。
そして、使わなくなる技術は衰えるもの。たとえ生垣でもわずかな凹凸も太い枝を切り戻してあげたり、込んだ枝や枯れ枝を抜きながら、木の特性を見ながら微妙な力加減、按配をしながら剪定していかなければ素人仕事と一緒。何より太い枝をバリカンでは刈れないので、切りやすい柔らかい新芽を毎年切っていることでドンドン生垣が高くなり厚くなっていってしまいます。
毎年同じ高さ、幅までしっかり刈り込む。年2回の刈り込みが理想です。
上離宮御成門下から大刈り込みを見る
隣雲亭から大刈り込みごしに浴龍池を見る