studio aulaさん設計監理の住宅 「繭玉の家」の造園工事が完了しました。
建築足場が外れてから約1ヶ月。いろんな方から助けを得て今日を迎えることが出来ました。
感慨もひとしおです。
12月に入りただでさえ忙しい年末進行に増税前の駆け込み需要も重なって皆さん本当にお忙しい中無理をして都合をつけてくださいました。
長い道のりでした・・・手がちぎれるかと思った・・・
おかげさまでやりきった充実感でイッパイです。
竹の伐採適期にお願いして刈ってもらい、竹の上部はすべて節止めにしてあるので長持ちしてくれると思います。
傷んで交換する際はお施主さんが自分で施工出来るようにステンレスの針金で結束しています。
竹屋さん曰く、竹垣に変わって様々なフェンスを使うようになったため、竹を使わなくなり竹林が荒れているため今後はなかなか材料を揃えるのが難しくなっていくだろうとのことでした・・・
建築や庭で使う材料はせめて本物を使っていただきたいと切に願うのです。
いつも近くにあって見るもの・使うもの・触れるもの・感じるものは愛着の湧くものであって欲しい。
我々も工夫をしてコストを抑えながら少しでも良い物を提案していきたいと思います。
薄っぺらい偽物が混じると嘘っぽくなってしまいます。嘘っぽいものは惜しくもなく簡単に壊されてしまいます。
作り手としてこれからも愛情を持っていただけるものを作り続けたいと、竹を編みこみながら強く・強く感じました。
今年最後のお庭作り。このような機会を作ってくださったお施主さま・stuio aulaさん、ご協力いただいた皆様に本当に感謝しています。
今夜は干しダコをツマミにチョット飲み過ぎてみようかと思ってます・・・