瑞々しい、初夏の景色が、眩しい季節になりました。
水が入ったばかりの、田んぼには。
水鏡、早苗と、良い響きの呼び名があり。
蛙もここぞとばかりの、大合唱。
遠くからは、ハルゼミの声が聞こえてきます。
この頃の花の、涼やかなこと。
ヤマシャクヤク
ケマンソウ
クレマチス
コメガヤ
ニセアカシアの花
奥多摩コアジサイ
善光寺のびんずる市では、氷の入った冷たい抹茶で涼をもらいました。
暑くなったら、喉ごしの良い蕎麦を。
繊細で、柔らかな、みすず細工に惹かれて。
脚付きの、蕎麦ざるを作れる様になるべく、少しずつ、作業場に通い始めました。
今週末にはまた、展示があるそうです。
長野に来てから、よく出会う、みすゞの言葉。
地名の、美須々。
上田の、みすゞ飴。
松本の、みすず細工。。。
万葉集の"みすず刈る信濃"
という、信濃の枕詞からきていると教えてもらい。
その涼やかな響きが、本当に長野に似合っているなぁと、
妙に納得してしまいました。
明るいほうへ
明るいほうへ
と詠んだ、山口の詩人の、金子みすゞさんも。
この響きに惹かれて、名前をもらったそう。
涼しげで、軽やかな、鈴の音にのって。
何やらどこか、良い場所に連れて行ってもらえそうな気がしてくるから不思議です。
井内