金沢兼六園に雪吊りの勉強にいってきました。
さすがの金沢もこの暖冬で雪が無く、庭を見るには嬉しいような悲しいような。
こんな仕事をしていると、自然の移り変わりや木々の芽吹き、虫の動きなどに敏感になるので
温暖化だけでは済まされない、自然からの警告と思うと怖くなります。
私たち庭師は京都議定書で交わされた二酸化炭素削減6%はもちろんですが、積極的に良いお庭を提案して植物の光合成による二酸化炭素から酸素を作り出すほうに力を入れていきます。
雪吊りは松本には無い文化ですが、古来の人たちが身近にある材料を用いて、植物の保護は
もちろん、用から美を生み出す力に感動をおぼえます。
庭は表に向けられた表現である以上、地域性というものが非常に大事になってくると思います。
新しいもの、輸入品ではなく、ごく身近にある大切にしなければいけないものを見つめていきたいものだと、改めて兼六園から教えられました。