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2008年 10月 29日

紅葉のメカニズム

山々も街路樹も紅葉の美しい季節になってきました。
本や樹木医研修で学んだ紅葉のメカニズムについて書いてみようと思います。

たいていの樹木の葉は葉緑素により緑色をしています。(まれに新葉が赤いもの、成長しても赤い葉のものがありますが、これは樹木が虫に食べられやすい新葉、または葉を守るための防御反応とも言われています。年中赤い葉も内側の葉は緑のことも多いです。これらの樹木は葉緑素が遮断されても光合成には支障がないようです。)

秋になり寒くなり始めると(陽が短くなると)、樹木は葉にも蓄積されたたんぱく質や葉緑素など
再利用出来る養分を樹体に戻し始めます。

そして葉には黄色の色素(カロチンとキサントフィル)、赤色の色素(アントシアニン)が普段は葉緑素によって隠されていたものが表面に浮かびあがってきます。

特にアントシアニン(赤色の色素)は葉に残っている糖類から枯れかかっいる組織の中で大量に生産されるため、多少の葉緑素が必要となります。
葉からの糖分の移動を遅らせるためにも寒い夜が必要ということです。

確かに信州のような冷え込みがなくても、暖かい地方でも紅葉が綺麗なのはそういう訳だったのです。

勉強すればするほど、植物の懸命な進化に引き込まれてしまいます。


引用  築地書館 樹木学 ピーター・トーマス 
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by sanrakugarden | 2008-10-29 21:29 | 植物について | Comments(0)
2008年 10月 27日

飯椀

三谷 龍二さんにお願いしていた飯椀とRipple plateが出来たとご連絡を頂いて、取りに行って来ました。植木の様子を見に行きながら。

家に着いて妻とじっくり眺めました。

当たり前なのかも知れないけど、改めて三谷さんの仕事の丁寧さに同じ職人として惚れ惚れとしました。
チョウナ(大工道具)で荒あらしく削り取ったような表面の仕上げ。
裏を返せば、丁寧な底の仕上げ。
木工細工も陶芸も裏を反せば、仕事の丁寧さが分かると言います。

手仕事の美しさにため息が出る思いでした。

この飯椀に新米をよそって食べたらさぞ美味しいことでしょう。

使い込んで、息子に受け渡したい僕ら夫婦の宝物がまたひとつ増えました。
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by sanrakugarden | 2008-10-27 20:54 | Comments(0)
2008年 10月 22日

下諏訪 みなとや旅館

10月の初め、母の還暦を祝うため、下諏訪に小旅行に行ってきました。
諏訪湖でボートに乗って遊んで、諏訪大社で少し早いですが息子の七五三の祝詞を上げていただき、話題の万冶の石仏を見て、下諏訪のみなとや旅館に宿泊しました。

小林 秀雄、白州正子、小沢 昭一、永 六輔、岡本 太郎などその道を極めた方に愛された宿ということともっとも日本らしい宿としても有名です。
近場にあって是非一度宿泊してみたいと思っていたお宿です。おかみさんは、今時部屋にトイレもお風呂もない宿なんて!と謙遜されますが、なんとも言えない味わいがいいんです!
「地元の郷土料理しかないから、松本からいっらっしゃても、ご満足いただけるか?」とおっしゃっておられましたが、見たこともない山菜や食べたことのないおいしい馬刺しに大満足でした。

お風呂は諏訪大社の神の湯を引いていると聞いて、また感激です。

中仙道と甲州街道の分岐点で文化の交わる下諏訪は路地の美しい街でした。

スグお隣の歴史博物館には、篤姫にも出てくる、和宮さまが公武合体で京都から江戸にお嫁入りする際に下諏訪に宿泊された資料もあってとても興味深かったです。

翌日は八ヶ岳できのこ取りをしたり、馬に乗ったり、ドライブをしてとても楽しかったです。
下諏訪~八ヶ岳ルートの観光はぜひおススメです。
いい親孝行が出来ました。
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by sanrakugarden | 2008-10-22 22:05 | 遊び | Comments(0)
2008年 10月 20日

樹木医研修終了

2週間に渡る樹木医研修を終えて、19日に帰宅しました。
21種の講義と6種の実習、17の試験をこなしてきました。
こんなに勉強したのは生まれて初めてです。いかに勉強してなかったという事ですね。
毎日講義が終わってからも5~6時間の勉強をしないと、翌日の試験に間に合いません。
17の試験があるうち、3つ落としたら失格というプレッシャーが毎日せまってきます。

試験さえなければこんな楽しい講義はないんですけど・・・

しかし、18年もこの仕事をしていて、まだまだ知らないことがこんなにもたくさんあるんだなぁと
改めて学ぶことの大切さを知りました。

樹木医になれたとしても、逆にその名に恥じないようにするためには、今まで以上に研鑽に励まないといけないことを痛感しました。

トップクラスの研究を知ることで自分に足りない所を知ることが出来たことが何よりの収穫です。

同期の研修生と共に、これからも学び続けていきたいと思います。
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by sanrakugarden | 2008-10-20 21:30 | 仕事日記 | Comments(0)
2008年 10月 06日

樹木医研修 初日

10月6日から樹木医研修が始まりました。
今日は、樹木医総論 井出雄二先生 、樹木の分類を濱野 周泰先生 、樹木の生理を福田
健二先生に講義を受けました。
いずれの先生も東大の教授で、かまえてしまいましたが、とても分かりやすく、そしてハードな講義でした。

一人で本で勉強していると、なかなか吸収出来ないことが、スムーズに頭に入ってきて
とても有意義な時間です。

社会人になって2週間もの長い間、勉強だけに時間を割くことはなかなか難しいことですが
このチャンスを活かしたいと思います。

毎日7時間近くの講義を受けて、毎朝試験を受けるというハードスケジュール!
何とか全部の試験を通過して合格を目指します。

講義の中で「都市の樹木は孤独に悩んでいる」という言葉がありました。

これは本来あるべき生態系から離れ、人間の都合で植物の求める環境とかけ離れたところで生活させられていると言うことなのですが、その環境を少しでも良くして上げられるのも人間だけです。植物と人間を結ぶ架け橋となれたら・・・
樹木医になりたいと思ったきっかけです。
がんばります。
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by sanrakugarden | 2008-10-06 20:01 | 植物について | Comments(0)