2009年 02月 13日
毎週欠かさず見ているテレビの番組があります。 たいてい録画してみているのですが、NHKの火曜日10:00からのプロフェッショナル仕事の流儀と11:00からの爆笑問題のニッポンの教養と木曜日9:00からBSジャパンの村上 龍のカンブリアン宮殿です。 立場は違えど、経営者、職人、学者の最前線でがんばっている人達の考え方や生き方に触れて多くのことを学ばせてもらえます。 世の中にはこんなにもひたむきに一つのことを努力し続けている人達がたくさんいることに驚かされます。 日記をつけ始めて一年半くらい、ブログを書き始めて2年くらい経ちますが、思っていることを言葉に表すことの難しさを痛感しています。 自分の思っていることが、どれほど言葉に書き記せているのか? どのように伝わるのか?そんなことを考えることもあります。 そんな時、前述のニッポンの教養で言葉についての考察がありました。その中で大田 光が 「言葉に比べ、心のなんと自由なことか。言葉にすることは心を区切る作業だ。一つの感情を言葉にした時、その言葉に収まりきれないほどどれほどの感情が失われるのだろう」 という言葉がありました。 スーっと胸に落ちた言葉でした。言葉を自在に操る漫才師だからこそ、自分の発する言葉に深い洞察力があるのでしょう。 心は自由。何を考えることも出来る。宇宙を旅行することも。夢を描くことも。 だからこそ大きく、広い心を持ちたいものです。 そんなことも考えさせられました。 #
by sanrakugarden
| 2009-02-13 20:27
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2009年 02月 12日
奥入瀬渓流訴訟の記事を見つけました。 樹木医の研修会で講師の方から、この記事の件は聞いていたので関心をもっていました。 十和田市の十和田八幡平国立公園にある奥入瀬渓流沿いの遊歩道付近で、落下したブナの枯れ枝に当たって重い障害を負った茨城県内の女性(43)とその夫(58)が、国と遊歩道を管理する県に損害賠償を求めた訴訟の上告審で、最高裁第1小法廷(涌井紀夫裁判長)は5日、国と県の上告を棄却する決定をした。国と県に計約1億9300万円の賠償を命じた2審・東京高裁判決が確定した。 というないようです。 詳しくは奥入瀬渓流訴訟 街路樹や公園などの公共施設などで、樹木の維持管理などをされている方は今後、このような事例で訴えられる可能性があるのです。 樹木医としては危険度判定に携わっていればもちろん責任がありますし、公園・街路樹はもちろんのこと、一般家庭の樹木でも、道路にはみ出している枝が落下して事故が起こったとなると お施主さまはもちろん、剪定後の事故であれば業者にも責任問題が出てくることも考えられます。いろんな面で責任の問われる時代です。 #
by sanrakugarden
| 2009-02-12 18:48
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2009年 02月 10日
同時進行中の塩尻市桔梗ヶ原の家で待望のタイルが届きました。 GIF-Tという壁面緑化用のスナゴケを表面に生育させたタイルです。 2.3年前から注目していた素材だったのですが、高価なためなかなか使う機会に恵まれませんでしたが、今回お客様が大変気に入ってくださって陽の目を見ることが出来ました。 問屋さん曰く、長野県中信地方では初めての施工ということで、僕も初めて扱うので施工方法も悩みながら必死でした。 乾式工法なので、なれれば施工時間も短く出来ると思います。 「シェルフレーム」 という構造体となる陶磁器質陶板に 「フォームコア」 という多孔質セラミック層。保水力に優れ、植物の養生と育成にも適した特性を備えています。 そこに乾燥や寒さにも強く育てやすいスナゴケを生育させた状態で届けてくれます。 下地レールに陶板を引掛け専用の金具で固定するだけなので、下地さえしっかり作れば施工はいたって簡単です。 下地のアルミ胴縁 レールを据付、タイル施工中 完成写真。暗くなってしまったので写りが悪いですが。 この後、大工さんに裏を板塀で張ってもらいます。 和室の中から見ると緑のキャンパスがとても綺麗です。 これからヤマモミジを植栽する予定なので、仕上がりがとても楽しみ。 乞う、ご期待を! #
by sanrakugarden
| 2009-02-10 21:09
| 仕事日記
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2009年 02月 09日
先日紹介した、輸入石材を加工しました。 大きな石を見栄えを見ながら配置した後、小さい石をパズルを埋めていくように石を配置していきます。パズルより面白いですね。作らなければいけないのは外の枠が決まっているだけだから後は自分のセンス次第です。 気をつけなければいけないのは、ジュラストーンといわれる石や安い輸入石材は寒冷地では 雪が積もると寒さで割れてしまいます。 ちなみにこの石はアークミントという石です。けっこう高いかも。 ①最初に石を配置して切断したいところに赤鉛筆で印をします。 ②サンダーといわれるダイヤモンドのカッターで切り落とします。 ③切り落としたばかりの切断面は直線でいかにも切ったばかりという感じ。 ④少しでも自然に産出した石の雰囲気を作るために、小口をかなづちで叩いたり、切り落とした 石を使ってこすったりして切り口を馴染ませます。写真では分かりづらいですが。 ⑤これで1枚完成。 ⑥加工し終わるとこんな感じ 今度はボンドの入った、タイル用のモルタルのようなものを使って、丁寧に張っていきます。 細部のこだわりの積み重ねが、全体の仕上がりに大きく影響してきます。 あ~腰が痛い・・・ #
by sanrakugarden
| 2009-02-09 17:50
| 仕事日記
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2009年 02月 08日
今日は家族で松本市城山にあるギャラリー&カフェ 憩の森で開催されたカフェのうつわ展に行ってきました。県内外の14人の陶磁器作家が出展されています。 最近、ティーポットに興味があって、色合い、手触り、重さ、注ぎやすさ、容量、などあーでもない、こーでもないと嫁さんと話ながら楽しんできました。 気になったのが常設されているジョン・リーチの作品です。好みではないのですが・・・ ご存知の方も多いと思いますが、かの有名なバーナード・リーチのお孫さんにあたる方です。 柳 宗悦に強い刺激を受け、日本の民藝運動、イギリスの陶芸にも多大な功績を残された方です。松本には縁が深く、松本民藝家具にウィンザーチェアーに代表される英国家具の息吹を吹き込んだ方でもあります。 そんなことを思い出しながら、家に帰って楽しみにしていたBSの美の巨人たち で特集されたLucie Rie (ルーシー・リー)の器を見ました。 彼女のことは陶芸をしている義妹から教えてもらったのですが、線の細さ、色の美しさ、波のような曲線。なんて美しい器なんだと感動した覚えがあります。 その、ルーシー・リーの初期の製作時代はイギリスに戻りすでに巨匠とあがめられたバナード・リーチに認められず、陶芸ではなかなか食べていくことが出来ない中、陶器で様々な色合い・形の服飾用のボタンを作り生計を立てたということです。 色とりどりのボタンはオートクチュールのファッション業界にとって大きな魅力になりました。 そのボタン作りが、彼女の最大の魅力となる美しい色のコントロールを学んだというのだから人生って面白いものです。彼女は生涯「陶芸って何だろう?」と自分に問い続けたそうです。 彼女の作品の中でも印象的な波のような美しい曲線は、土をロクロの中心に置かないことで 繊細かつ大胆な曲線を生み出したそうです。常に真剣にひとつのことに打ち込んでいるからこそ、自分の中から生み出される美しさなのでしょう。 僕もいつも庭作りをしながら想う事は、「人の作るものには必ずその人の培ってきたバックボーンと情熱が現れる」そして「今の自分の持っている以上のものは作品に表れない」ということです。絵画でも音楽でも人の心を感動させるのは、溢れるような情熱をそこから感じ取れるからこそだと。上手く言えませんが・・・ そんなモノ作りをしていきたいと思います。 ルーシー・リーのU -Tsu-Wa展が2月13日(金)から5月10日まで東京赤坂 21_21 DESIGN SIGHTで行われます。彼女の陶芸や生き方に対するひたむきな情熱を感じたいかたは是非! 写真は ジョン・リーチの作品。 #
by sanrakugarden
| 2009-02-08 22:16
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