三楽 sanraku 造園設計・施工・管理 樹木樹勢診断・治療

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2018年 03月 21日

お別れ

樹木診断のご相談をいただいたのは2015年11月。
樹齢200年の赤松です。
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調子を崩して、枝のあちらこちらが茶色くなってきていました。
周辺に広がる松枯れを心配して、松本市の耕地林務課によるクイムシの検査もしていただいていましたが、結果は陰性でした。

庭木手入れの強剪定による樹勢の衰退が原因と判断しました。

翌2016年の6月、枯れ枝の落下を防ぐため、枯れ枝の枝下ろし。
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樹高は15mを越えるため、当社のクレーン車では届かず、ツリークライミングを駆使して枝下ろしをしました。

あれから約3年。弱った木がマツクイムシの被害にあわないように、薬剤の散布をさせていただいたり、お任せいただいた庭木の手入れをしながら様子をずっと見てきました。
昨年の秋には緑色の葉が少なくなり、この冬生命を全うしました。

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生命を全うしたと言い切るには、人為的な弊害があって樹勢を弱らせたこと、自分も関わりながら諸々の事情や決断もあって十分な治療を施さなかったこと、もっとやれることがあったのではという後悔もあって、素直に受け入れない自分もいます。

樹木の最後に立ち会うことが多い私たちですが、いつもやれることをやりきれていないことに苦しさを覚えます。

直接、診断や治療に携わる私たちがこんな想いを抱えるのですから、樹木の健康を願いながら、毎日様子を見て手を施すことの出来ないお施主さんにとってはもっとやりきれない日々だったと想像します。
先祖から受け継ぎ、守ることを託され、子供の頃から当たり前のようにそこにいたのですから。


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前日からお酒を絶って、身を清め、当日はお施主さんとお酒とお塩を供え、想いを伝えてから伐採作業となりました。
最後に立ち会うため、お施主さんもご夫婦でご都合合わせていただき、この木に捧げる詩(うた)をよんでいただきました。

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ただただ、感謝と後悔に包まれるなんとも言えない気持ちを抱きながらの伐採ですが、こういう悲しさを抱きながら伐採することで、新しく作る庭つくり、これから植える木々には健やかに育って欲しいと願いを込めて、想いをめぐらし、工夫をして、木を選んで、植栽に挑みます。


お別れするまでに心を整理する時間をもらえたということは幸せです。
別れの季節でもある3月。
ふとあの詩が思い浮かびます。

暮れなずむ町の 光と影の中
去りゆくあなたへ 贈る言葉
悲しみこらえて 微笑むよりも
涙かれるまで 泣くほうがいい
人は悲しみが 多いほど
人には優しく できるのだから
さよならだけでは さびしすぎるから
愛するあなたへ 贈る言葉



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by sanrakugarden | 2018-03-21 17:32 | 樹木医 | Comments(0)
2018年 01月 27日

高所剪定

-10度を超える日が続いています・・・
強烈です。

そんな中、予定していた高所剪定にお伺いしました。

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10mほどのヤマボウシの剪定と枝下ろし。枝下ろしと言っても二股に別れた幹の片方を伐採します。

経営されてらっしゃるお店のディスプレイに使われるそうです。
しかもこんな位置関係
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当然クレーン車も使えないので、人力です。

木の上で広く張った枝を絞ります。
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続いて残す方の幹に滑車を付けて、伐採する幹をロープで引っ張ります。
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なんとか無事に任務を終えました。

お店に飾られたら見に行こうと思います。


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by sanrakugarden | 2018-01-27 19:01 | 仕事日記 | Comments(0)
2017年 11月 17日

山の子保育園 剪定工事

11月に入って松本市・山形村の山の子保育園の剪定をお任せいただきました。

大きな木は山の子保育園のシンボルです。

剪定前
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剪定後
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クレーン車が入らないのでツリークライミングを駆使しての剪定作業です。
子供たちに「サル、猿」とからかわれながら・・・

剪定前
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剪定後
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剪定前

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剪定後
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山の子のこどもたちは元気いっぱい。
いつも大きな声で話しかけてくれるので、毎日とっても楽しく仕事が出来ました。
片付けが大変な時は子どもや先生もみんなで手伝ってくれましたね。嬉しかったです。

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作業後
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子どもたちが毎日、毎日登るのでツルツルに磨かれた木の幹。
子どもたちを見守ってくれている木が少しでも元気に長生き出来るように、一生懸命お仕事させていただきました。

40周年を迎えられた山の子保育園。
園の理念はそこに通う子どもたち、父兄のみなさんに連綿と受け継がれています。
高い理想を集うみなさんで強く・たくましく・明るく乗り越えて、育て上げられた山の子保育園の姿は心から感動します。
そんなみなさんをサポート出来て本当に嬉しい仕事となりました。

ありがとうございました。

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お待たせしているお客様、年末までノンストップで励みますのでお許しください。
よろしくおねがいいたします。


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by sanrakugarden | 2017-11-17 17:24 | 庭木手入 | Comments(0)
2017年 06月 19日

アメリカシロヒトリの発生状況と潅水のお願い

今年もいよいよコイツらの季節がやってきました。
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こんな状態で葉に蜘蛛の巣がかかったような状態であれば、アメシロが巣食っています。
拡大すると気持ち悪いけどこんな感じ。
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小さい幼虫の時は身を守るために、身を寄せ合います。
こんな時は拡散しないから駆除のチャンスです。

幼虫が拡散してしまって、手で取りきれない場合はどうしても消毒に頼らざるを得ない場合もありますが、近隣への告知、野菜や果樹への飛散防止など対策も重要な昨今です。消毒する際に体の弱い方、化学物質過敏症、アレルギーのある方など、近くにお住いのことも考えられます。消毒は最後の手段として薬剤散布に頼らない駆除を心がけたいものです。

まだ出始めではありますが、この初夏の発生は頭数が多いように感じます。どうぞご注意ください。


そして、もっと深刻なのは雨不足です。
相当乾いてきて、木々も草花も弱り始めていますので、どうぞ潅水をお願いいたします。




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by sanrakugarden | 2017-06-19 23:17 | 仕事日記 | Comments(0)
2017年 01月 06日

2017仕事始め

新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

年末から熱を出してお正月休み中寝込んだ次男に寄り添い、家族みんなでゆっくり自宅で過ごしました。
穏やかな陽気に、事務所で育てている山野草の中でも気の早いオキナグサは花を咲かせてしまいました。

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ささやかですが、少しでも春に向けていろんなものが動き出し始めたようで嬉しかったです。

三楽も本日1月6日より2017年始動いたしました。
仕事始めは百瀬家庭園の剪定からです。
なかなかまとまった時間が取れないので、年初から少し時間のある間に大きな木に登っておこうと、庭園内で最大級のコウヤマキと1年おきに手を入れるケヤキの剪定を今年の仕事始めとしました。
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お正月休みでなまった体を強引に起こすにはうってつけの高さです。
コウヤマキの種ってこんな形をしています。
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コウヤマキは日本と韓国済州島の固有種で常緑針葉樹の高木。マツ目コウヤマキ科で1属1種の変わり者。
マツ目だけあって大きな松かさになります。

今年も仕事やブログを通じて植物と共に暮らす豊かさをお届けします。
よろしくお願いします。


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by sanrakugarden | 2017-01-06 18:33 | 仕事日記 | Comments(0)
2016年 12月 01日

伐採/シラカバ・カラマツ

八ヶ岳の麓、原村でカラマツとシラカバの伐採です。
南側に生えるカラマツを伐採して日照を確保した上で、念願の枝垂れ桜を植える計画です。

樹高20mのカラマツ
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カラマツ3兄弟。電柱・電線も近くでややこしい。
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松村くんが一日中木の上で奮闘してくれました。

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建物にかぶったこちらも20m級のシラカバ。
こちらも予算節約のためクレーン車なしでの施工。建物の上に倒さないように慎重に
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1日でカラマツ2本の伐採と3本目の元玉を倒す直前まで。シラカバ1本の伐採で日暮れに。
来週残りの伐採と日照の確保が出来た敷地に京都から届く枝垂れ桜の植栽をします。
天気に恵まれますように。



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by sanrakugarden | 2016-12-01 13:17 | 樹木医 | Comments(0)
2016年 11月 02日

Halloweenから11月へ

毎年恒例のHalloween。ご近所6軒ほどで毎年行ってきた子供達のTrick or Treat」も近所のお兄ちゃん達はみんな中学生・高校生になってしまったので、喜んで仮装しているのは我が家の3/4だけ・・・。
お菓子をたくさんgetしてきました。
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そんなこんなで11月。
こちらも毎年恒例の奈良井宿での庭木手入れ。順調に仕上がりました。
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山々は色づいてきましたが、見頃はこれからという感じでした。

大町も見頃はこれから。
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今年初めて雪をまとった大町周辺の山々ですが、雲が多くてカメラでは捉えれませんでした。

6月から7月にかけて降った大雨で被害のあった「大町の家」
雨水対策で法面にゴロタ石を並べました。
庭に畳み込んだ石と同じ石なので相性もバッチリです。
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相当の水量でも流されず傾斜地を守ってくれます。
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この春植栽したナツハゼは見事に紅葉していました。
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by sanrakugarden | 2016-11-02 18:27 | 仕事日記 | Comments(0)
2016年 10月 03日

生垣手入れ

全く困った雨が続きます。
そんな雨の合間をかいくぐって、動いています。

先日お伺いしたのは、伸び伸びになってしまった生垣の手入れです。
木にはかなりの負担をかけることになることをお話ししてから、手入れをしました。

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寒さが厳しくなかなか常緑広葉樹が育てにくい信州では、生垣に使える木も限られます。
萌芽力が強く成長の早い木が求められる生垣用の樹木ですが、手入れも大変です。
この木はシラカシですが、年に2、3回は剪定しないと高さを維持することは難しいと思います。
お客さんのニーズと選ばれた木にギャップがあったため、このようなことになってしまっていると思います。

木の調子が悪い、樹木の困ったことで私たち樹木医がお伺いさせていただく場合、場所に適さない木を植えてしまったため、無理な剪定をせざるをえないことになりそこから病気や腐りが入ることが非常に多いです。
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まずはどこに何を植えるか?それが一番大事です。
人の暮らしと植物の暮らしの懸け橋になれるように、良いアドバイス、良い仕事をしていきたいと思います。
お困りのことがあればお声掛けください。

さて、来年の仕事用に材料集めも始まっています。
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自然素材である石も好きな時に欲しいものが手に入るとは限りません。むしろタイミングが大事です。
採石場で発破をかけて大きな石が手に入るという連絡を受けて、早速走りました。
せっかく遠くまで行くのでつい集めすぎてしまい土場は石だらけです。

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今日から松本市内でお庭の防草シート敷きの工事が始まりました。
防草シートにもいろいろあります。
値段は高いですが良い素材を使っておくと、本当に草が生えづらくなります。
砂利の下に使えば半永久的にもつそうです。
安い防草シートはシートを突き破って草が生えてくるので注意が必要です。



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by sanrakugarden | 2016-10-03 18:52 | 仕事日記 | Comments(0)
2016年 09月 24日

伐採 / 緊急対応

倒木の恐れのあるエンジュの大木。
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お清めのお塩とお酒を捧げて、今まで見守ってくださったお礼と助けてあげられなかったお詫びをして、いよいよ伐採の作業に入らせていただきました。
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安全を考慮して25tラフターで吊り上げながらの作業です。
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伐採の仕事は終わった後にどうしようもない虚しさだけが残ります。
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心配していた建物の損壊は瓦が2枚破損して3枚ほど少しずれた程度の軽傷で済みました。
大事がなかった。それだけが救いです。

木を植える時の未来を想っての仕事とは違い、いつもこれでよかったのか?と問いかけることになります。
この経験から学んだことを次の仕事に生かしていこう。






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by sanrakugarden | 2016-09-24 18:53 | 樹木医 | Comments(0)
2016年 09月 23日

倒木 緊急対応

松本市内某所。
降り続く雨の中、エンジュの大木が傾いているというご相談を受けて、危険木判定に伺いました。

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こんなに大きな木が傾いてしまっているのを初めて見ました・・・
80代のおじいさんが物心つく頃にはすでに大木だったとのことです。
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もたれかかって止まっています。
風が吹いたり、これ以上もたれかかると、いつ建物が壊れてもおかしくありません。
急遽段取りをとって伐採することになりました。

各方面の予定をなんとか調整しても伐採は早くても明日24日の午後。
そこでワイヤーを張ってこれ以上倒れないための緊急措置をとってあります。
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明日の伐採まで大きな事故になりませんように。





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by sanrakugarden | 2016-09-23 18:02 | 樹木医 | Comments(0)