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2016年 06月 23日

マツクイムシ

毎年毎年、広がってしまっている松食い虫の被害。
市街地近くの里山でも、緑色の山肌の中にぽつぽつと茶色く枯れてしまった松の木が目立ちます。

松本市ではこの4月より新しく、松くい虫の被害防除の補助金制度が受けられるようになったようです。
貴重な松を守るため、被害防除の施術費用の一部を補助してもらえる制度です。


松くい虫とは、マツノザイセンチュウと呼ばれる小さな線虫が引き起こす、松の伝染病のこと。
マツノザイセンチュウ(線虫)は、自分自身では木から木へと移動ができませんが、健全なマツの枝の樹皮を食べるマツノマダラカマキリ(カミキリムシ)の体内に入り、新たな松の樹体内へと移動します。 樹体内に侵入したマツノザイセンチュウは松のヤニを運ぶ樹脂道を移動しながら爆発的な増殖を果たし、水を運ぶ仮導管に障害をもたらすため根から吸い上げる水が葉に供給するのを妨げ水不足となり枯死する病気です。

この松枯れを予防したり、被害を拡大させないようにするためには、樹間注入や伐倒駆除といった少し特殊な施術が必要となってしまいます。



長い年月、手をかけて大切に育てられてきた松がお庭に植わっていらっしゃしゃる方も多いと思います。大きく立派な松の木が、茶色くなってしまうのは本当に悲しいものです。

庭の松の木の様子がおかしいけれど、どうしたらいいかわからない。
大切な松が枯れないように見て欲しい。
そんな松のお悩みがありましたら、 松保護士がお伺いし、樹木を診断・施術いたします。お気軽にご相談ください。




また、松本市では、市指定の保存樹にも補助が始まるようです。
長い年月を生きている立派な保存樹は、その大きさゆえに枯葉や枝張りなど、管理にもお悩みや維持費など、お困りのことも多いことだと思います。
神社や歴史的な建造物などでも出会いますが、長い間世界を見てきた大きな木というのは、安らぎを感じたり、気持ちを落ち着かせてくれたり、とても力をくれるものだと思います。
そんな場所がこれからも変わらず、町の中にあればいいなと思います。



木はたとえ一本植えるだけでも、一本無くなるだけでも、その場の雰囲気をがらっと変える不思議な力を持っています。
そんな身近にある木を守ろうという動きがとても嬉しく感じます。
ぜひこの機会に、お庭にある木の様子を見てあげてください。
もしかしたら、小さな花を咲かせているかもしてません。




松本市 松くい虫被害防除事業補助金について
https://www.city.matsumoto.nagano.jp/kurasi/sigoto/ringyo/osirase/matukuimusi-higai-bojyo.html



三村
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by sanrakugarden | 2016-06-23 18:39 | 樹木医 | Comments(0)